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3-1 Lチカをしてみよう

はじめてのLチカ

とりあえずやってみよう

あれこれ御託を並べる前に、まずは実際にプログラムを動かしてみてテンアゲしましょう!
サンプルプログラムのフォルダの中にある、“3-1_Blink.ino”を開いてください。


前章のおさらいです!
IDEでArduinoを使う前に、まず使うボードとボードの挿さっているUSBポートの設定をします。
これが正しく設定されていないと、プログラムをボードに転送することができません。

以上を完了すると、画面はこんな感じになっているかと思います。

この状態で、お手元にArduinoを用意したら、各部解説③書き込みのボタンを押して下さい。
ウィンドウ右下に「スケッチをコンパイル中」→「書き込み中」の表示が出て一呼吸置くと、
Arduinoの表面にある”L”と書かれた小さな粒がオレンジに光り始めます。これが「Lチカ」です。


  

解説

解説します。この“L”と書かれたそばにある粒は、極小のLEDです。
このLEDはすぐ上にある13番のソケットと内部で繋がっていて、13番のソケットをプログラムで操作することで、点灯させることができます。
このLEDは最初からArduinoに組み込まれているため難しい電子回路を作る必要がありません。
また点灯させるためのプログラムもほんの数行で書けるという難易度の低さから、このLEDを光らせる行為=「Lチカ」 は、電子工作初心者向けの通過儀礼として親しまれています。
  

Lチカしないんだけど!?

書き込みボタンを押した後にメッセージエリアに赤文字のメッセージが出てLEDが光らない場合は、何らかのエラーによりArduinoへのプログラム書き込みが失敗していると考えられます。
赤い文字のメッセージはエラーメッセージです。第7章ではよくあるエラーメッセージとその原因について解説しています。
もしエラーが出たら第7章に飛び、画面に表示されているエラーメッセージに該当するものを見つけて対処しましょう。

この対応は以後の基本となります。
「赤文字が出て動かない場合は第7章を見る、第7章に該当がなければネットで検索する」
これを忘れないようにしてください。


(講師が初めてLチカした時の写真。2020年のことである)