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はんだづけ

はんだ付けの基本

はんだ不良

はんだの吸い取り

はんだごての清掃

はんだごての両面に軽くはんだを盛ってからクリーニングワイヤーできれいにします。
盛らずにクリーニングワイヤーに当てると傷みます

線材にはんだするとき

ICチップの実装

温度調節可能なはんだごてがなぜ良いか

https://twitter.com/ShigezoneAkiba/status/1249168043705581569?s=20
温調コテはその名の通り、温度を好きな温度に調整できるはんだごて。
そして、いわゆる鉛入りといわれる共晶ハンダは融点183℃、鉛フリーのはんだは一般的に217℃です。
それを溶かすということで300℃から350℃くらいに設定している人が多いらしい。
温調コテはその調整機構を実現するために当然温度センサーがついている。
それがないハンダごてはどうするかというと…ふつうは一定の出力で温めっぱなしになる
ダイソーで売っている安いハンダごては「何W」とワット表示がされているのですが、その分ずっと電熱線に電気が流れる。
簡単に言うと温度が高すぎるとこまで行きがちです。
古のはんだ付け職人は濡れスポンジで小手先温度を下げたりするとかいう噂を聞いたことがあります。

高すぎるコテ先の温度が何を引き起こすか。
糸ハンダについて考えると、基板にしろ部品にしろ、金属は酸化していくもので、酸化した膜が表面に出来てしまうとハンダが乗らない。
その酸化皮膜を取り除くために糸ハンダにはフラックスというものが入っています。
このフラックスというのがハンダよりはるかに融点が低く、先に溶けるのですが、コテの温度が高すぎるとこれが一瞬で蒸発してしまい酸化皮膜が取れなかったりします。つまり、ハンダが乗っていかない。
いまの理屈で行くと温度はもっと融点に低い温度の方がいいんじゃない?という方は一度是非やってみてください。
「熱容量」というものがありまして、熱は空気中や基板に逃げていくのでこて先の温度がそのまま当てている部分の温度になるわけじゃないんですね

気になるはんだづけグッズ