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tech:boarddesign:eagle:brd [2022/08/10 23:57] – [捨て基板] matsuhachi | tech:boarddesign:eagle:brd [2025/02/21 01:39] (現在) – [パターン] matsuhachi | ||
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行 4: | 行 4: | ||
* DRCを読み込んで保存しておくと、基板厚さ等も保持される。 | * DRCを読み込んで保存しておくと、基板厚さ等も保持される。 | ||
* 使ったdrcファイルやCAMファイルも一緒にリポジトリに入れる | * 使ったdrcファイルやCAMファイルも一緒にリポジトリに入れる | ||
- | ===== シルクについて | + | ===== パターン ===== |
+ | * [[https:// | ||
+ | * {{: | ||
+ | * 配線の電流容量 | ||
+ | * 配線の電流容量(1mm / 1A、via0.5φ x 3個 / 1A) | ||
+ | |||
+ | ===== シルク ===== | ||
* NAMEやVALUEがボード図で出てこないとき、自作パーツに> | * NAMEやVALUEがボード図で出てこないとき、自作パーツに> | ||
* たまにライブラリを外部から落としてくると、> | * たまにライブラリを外部から落としてくると、> | ||
行 15: | 行 21: | ||
* ボード図に出てきても、ガーバーデータに出てきてない場合は、tValues等見せないレイヤーに来ている可能性がある | * ボード図に出てきても、ガーバーデータに出てきてない場合は、tValues等見せないレイヤーに来ている可能性がある | ||
+ | * LED等を載せるため反射率を稼ぐ等、基板を白くしたいときがある | ||
+ | * レジスト白の基板はレジストが剥がれやすいので、レジストは緑のままとして、シルクベタで反射を稼ぐ | ||
+ | * 例えば黒丸の部分がLEDで、真ん中のボタン(SW1)部分を綺麗に光らせたいとするとこんな感じ | ||
+ | * {{: | ||
+ | * ↑上の図では、実は、コンデンサもLEDも1種類しかなかったため、特に書いてないが、シルクで埋まるところは引き出し線で部材名を指定するとよい | ||
+ | * こういうイメージ。ビアの上のシルクは消えるからこれでは綺麗にならないが。 | ||
+ | * {{: | ||
+ | * シルクに画像を入れたいときは、run import-bmp.ulp | ||
+ | * [[https:// | ||
+ | * [[https:// | ||
+ | * 黒い面が白く、白い面が黒くなる(多分)ので、色味の反転をしてから読み込む | ||
+ | * 反転が大変なので、ボトムレイヤーに印刷するときは、先に画像を反転してからインポートするのが楽 | ||
+ | * 2色だと、面積多いほうが多分白く塗られるので、選択は1色 | ||
+ | * 正解の状態 | ||
+ | * {{: | ||
+ | * 失敗の状態 | ||
+ | * {{: | ||
+ | * スケールの数値を1からいじれば、大きさの変更も可能 | ||
+ | * 読み込んだ画像レイヤーを、camファイルでtopシルクレイヤーかbottomシルクレイヤーに指定すれば、反映される | ||
===== 書き方 ===== | ===== 書き方 ===== | ||
==== 基本 ==== | ==== 基本 ==== | ||
行 33: | 行 58: | ||
* 回路は左から右に、電圧の高いものが上から下に書く(回路の素101からだったかも) | * 回路は左から右に、電圧の高いものが上から下に書く(回路の素101からだったかも) | ||
* TOPとBOTTOMをそれぞれ表示してチェック | * TOPとBOTTOMをそれぞれ表示してチェック | ||
+ | * TOPからBOTTOMなど、線をレイヤーでまたぐときは、マウスの真ん中のボタンで入れ替えられる | ||
==== レイヤー ==== | ==== レイヤー ==== | ||
* infoの上のLayer Settingsで見たいレイヤーを切り替えられる | * infoの上のLayer Settingsで見たいレイヤーを切り替えられる | ||
行 65: | 行 91: | ||
* 文字通りエンドミル。 | * 文字通りエンドミル。 | ||
* Measures | * Measures | ||
- | * 寸法。寸法入力はMeasuresへ。寸法の真ん中ダブルクリックで触れる | + | * 寸法。寸法入力はMeasuresへ。寸法の真ん中ダブルクリックで触れる。 |
+ | * 基板外形をMeasuresに書いておくとよい。 | ||
* tDocu / bDocu | * tDocu / bDocu | ||
* 実際のシルクに反映されない情報。 | * 実際のシルクに反映されない情報。 | ||
==== GND ==== | ==== GND ==== | ||
- | * GNDはベタにするので割と適当でいい | + | * GNDはベタにするので割と適当でいい。 |
+ | * ポリゴンツールでベタ作りたい部分を(基本は外形に沿う)描き、囲い切ったときにnameでGNDを指定。 | ||
+ | * その後、ratsnestでベタGNDが打たれる。ratsnestってネズミの巣か? | ||
+ | * 見え方が変わるだけで実は何も起きない。つまりctrl+zでは戻れない。 | ||
+ | * 基板が見づらくなるので、リセットしたい場合は、外形線を一度ゴミ箱に入れて、ctrl+Zで元に戻す | ||
+ | * ratsnestすればベタGNDは更新されるので、基板をいじりながらratsnestしていくのもあり。 | ||
* TOPとBOTTOMのベタGNDになるべく電位差が発生しないようにビアを打つ | * TOPとBOTTOMのベタGNDになるべく電位差が発生しないようにビアを打つ | ||
* ビアを一つ打ち、nameをGNDにして、めっちゃコピーして打っていく | * ビアを一つ打ち、nameをGNDにして、めっちゃコピーして打っていく | ||
行 84: | 行 116: | ||
* ビアの上にはシルクが印刷されないので注意 | * ビアの上にはシルクが印刷されないので注意 | ||
* レイヤーをViasにすれば、Viasがよく見える形で出てくる | * レイヤーをViasにすれば、Viasがよく見える形で出てくる | ||
- | * {{: | + | * {{: |
==== 配置 ==== | ==== 配置 ==== | ||
- | * 動かしてはいけない部品はlockしておく(nameもlockされるのがめんどいが) | + | * 動かしてはいけない部品はLockしておく(nameも+ockされるので注意。) |
- | * mirrorで部品の位置の反転。配線などは反転できない | + | * Lockされてたら+がxになる |
+ | * mirrorで部品の位置をTop/ | ||
* パスコンはICの近くに、パスコンを通してICに電源供給 | * パスコンはICの近くに、パスコンを通してICに電源供給 | ||
* ユニバーサル基板のスルーホール穴の間隔が0.1インチ (2.54mm)=100mil | * ユニバーサル基板のスルーホール穴の間隔が0.1インチ (2.54mm)=100mil | ||
行 127: | 行 160: | ||
* Autoroute | * Autoroute | ||
* 配線全消しはripup →GOボタン | * 配線全消しはripup →GOボタン | ||
+ | |||
==== 捨て基板 ==== | ==== 捨て基板 ==== | ||
* CAMするときに外形やmillingと同じようなレイヤーで指定すればどの寸法系レイヤーでも割と大丈夫? | * CAMするときに外形やmillingと同じようなレイヤーで指定すればどの寸法系レイヤーでも割と大丈夫? | ||
行 132: | 行 166: | ||
* Vscoreレイヤーだと、外形線とは別のレイヤーになるので、見やすいけど、指定し忘れることがある | * Vscoreレイヤーだと、外形線とは別のレイヤーになるので、見やすいけど、指定し忘れることがある | ||
=== 手順 === | === 手順 === | ||
+ | - 捨て基板外形を描く。Vカットする場合は、最低基板サイズがあるので注意。 | ||
+ | - 捨て基板外形の端から5mmずつのところに、4mmのドリル穴を開ける。Vカット時の固定用。 | ||
- 基板外形の一番外側の辺にVカットラインを引く。 | - 基板外形の一番外側の辺にVカットラインを引く。 | ||
* widthは0.5。カットの分だけ、外形側にオフセットすること。 | * widthは0.5。カットの分だけ、外形側にオフセットすること。 | ||
* [[https:// | * [[https:// | ||
* Dimensionと被ってもOK。Dimensionの線を消すとベタGNDが外形より外側に出て、銅箔部分を切断することになりかねないため。 | * Dimensionと被ってもOK。Dimensionの線を消すとベタGNDが外形より外側に出て、銅箔部分を切断することになりかねないため。 | ||
- | | + | |
- 穴加工する部分を作る。 | - 穴加工する部分を作る。 | ||
* 上記手順のままでもくり抜きはされるが、微妙にRが残ってしまう | * 上記手順のままでもくり抜きはされるが、微妙にRが残ってしまう | ||
- | * {{: | + | * {{: |
* millingでスロットを作る方法と、Dimensionでくり抜く方法がある | * millingでスロットを作る方法と、Dimensionでくり抜く方法がある | ||
* millingでスロットを作る | * millingでスロットを作る | ||
* くり抜くと、基板の端材が飛ぶこともある(基板製造側で良しなにやってくれる可能性もあるが)ので、こちらがいいかも。外形寸法がずれる可能性はあるが。 | * くり抜くと、基板の端材が飛ぶこともある(基板製造側で良しなにやってくれる可能性もあるが)ので、こちらがいいかも。外形寸法がずれる可能性はあるが。 | ||
* millingレイヤーで幅1の線で描き、MiterコマンドでRをつけると綺麗に描ける | * millingレイヤーで幅1の線で描き、MiterコマンドでRをつけると綺麗に描ける | ||
- | * {{: | + | * {{: |
- | * Dimensionでくり抜く方法 | + | * Dimensionでくり抜く方法 |
- | * 捨て基板部分に余分にエンドミルの逃がし部分を作る方法。外形幅+2mmくらい。 | + | * 捨て基板部分に余分にエンドミルの逃がし部分を作る方法。外形幅+2mmくらい。 |
- | * 直線部分については、外形線を延長し、切り出し部分を描く | + | * 直線部分については、外形線を延長し、切り出し部分を描く |
- | * {{: | + | * {{: |
- | * 基板上にRをつける部分については、刃物が通り過ぎ切ってくれるように描く | + | * 基板上にRをつける部分については、刃物が通り過ぎ切ってくれるように描く |
- | * {{: | + | * {{: |
- | * DimensionレイヤーでVカットラインも切り出しもやる時の注意 | + | * DimensionレイヤーでVカットラインも切り出しもやる時の注意 |
- | * 囲んでも抜かれないことがある | + | * 囲んでも抜かれないことがある |
- | * このときは、Vカットラインを、一度別のレイヤー等(VScoreとか)に逃がして、Dimensionレイヤーで囲んでみるとよい | + | * このときは、Vカットラインを、一度別のレイヤー等(VScoreとか)に逃がして、Dimensionレイヤーで囲んでみるとよい |
- | * 基板となる部分の見え方?が変になることがある。基板部分がグレーで抜く部分が黒く表示されるなど。製造上は問題ない。 | + | * 基板となる部分の見え方?が変になることがある。基板部分がグレーで抜く部分が黒く表示されるなど。製造上は問題ない。 |
- CAMで確認する | - CAMで確認する | ||
* Legacyからダブルクリックで外形やmillingレイヤーをエントリーしたあと、Vカットラインやmillingが出てなければ、レイヤーをダブルクリックで追加 | * Legacyからダブルクリックで外形やmillingレイヤーをエントリーしたあと、Vカットラインやmillingが出てなければ、レイヤーをダブルクリックで追加 | ||
- | | + | |
- | + | ||
- | + | ||
- | * CAMするときに、指定できてればどこのレイヤーでもいいけど、Dimensionレイヤーで0.2mmにしておくとVカットになりやすいらしい | + | |
- | * Vscoreの方法。エントリーしてから、レイヤーをクリックして、Vカットしたいレイヤーを追加 | + | |
- | * {{: | + | |
- | - 基板の一番外側の辺にVカットラインを引く。かぶっているWidth0の線は消す→別にvscoreとかぶってもOK | + | |
- | * {{: | + | |
- | - ルーターで穴加工する部分を作る。 | + | |
- | * 1番のままでもくり抜きはされるが、微妙にRが残ってしまう | + | |
- | * {{: | + | |
- | * くり抜きだと端材が出ちゃうので、溝加工がいいかも。millingレイヤーで、幅1mmで。 | + | |
- | * 捨て基板部分に余分にエンドミルの逃がし部分を作る。1mmくらい。 | + | |
- | * 広い切り出し部分を指定する | + | |
- | * {{: | + | |
- | * 基板上にRをつける部分については、通り過ぎ切ってくれるようにくり抜く | + | |
- | * {{: | + | |
- | * もし囲んでも抜かれなかったら、Vカットラインを、一度別のレイヤー等(VScoreとか)に逃がして、Dimensionレイヤーで囲んでみるとよい | + | |
==== 面付け ==== | ==== 面付け ==== |