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tech:boarddesign:rework [2022/04/13 01:42] – 作成 matsuhachitech:boarddesign:rework [2022/08/19 21:55] (現在) – [リワークステーション] matsuhachi
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 ====== リワーク ====== ====== リワーク ======
 ===== リワークステーション ===== ===== リワークステーション =====
 +  * リワークステーションを使うのは極力低温でICを外すため。
 +    * ヒートガンを当てても、熱が逃げてしまい綺麗に温まらず、温度を上げると局所的に300~350℃行ってしまって、ICへのダメージが大きいため、リワークステーションを使う
 +
   - エアブローを取り付ける   - エアブローを取り付ける
     * エアブローを置き場に置いてしまうと、ヒーターがきれるので、基本的には取り付けたままでやる     * エアブローを置き場に置いてしまうと、ヒーターがきれるので、基本的には取り付けたままでやる
-    * 先端形状をリフローするものに合わせて変える。 +    * 先端形状(アタッチメント)をリフローするものに合わせて変える。 
-    * パターンにしか当たらないような形もある。+      * パターンにしか当たらないような形もある。
   - リフローのベースとエアブローを温める   - リフローのベースとエアブローを温める
     * 電源スイッチをそれぞれ入れないと温め始めない。     * 電源スイッチをそれぞれ入れないと温め始めない。
     * 温度は低いほうがよい。素子を傷めないので。ただ、溶けるのに時間がかかるので、いい塩梅で。     * 温度は低いほうがよい。素子を傷めないので。ただ、溶けるのに時間がかかるので、いい塩梅で。
     * はんだがとけるのが220℃なので、ベース温度は220℃前後。     * はんだがとけるのが220℃なので、ベース温度は220℃前後。
-      * 低くても大丈夫。ものによって、200くらいでも。+      * 低くても大丈夫。ものによって、200くらいでも。
     * エアブロー温度は300℃前後。     * エアブロー温度は300℃前後。
 +      * 理想は赤外線温度計で測定して200℃くらいになるようにしたい
     * リフローが所定温度まで温め中の時も、上下ボタンを押せば設定温度が見られる     * リフローが所定温度まで温め中の時も、上下ボタンを押せば設定温度が見られる
 +  - 置き場の位置を合わせる
 +    * エアブロー高さはピンセットでサイドから操作できるくらいの高さ
 +      * 基板から1cmほどとか。
 +    * 奥行き方向はしっかり固定し、サイド方向は多少ずらせるくらいの余裕を持たせる
 +  - 素子の位置を合わせる
 +    * リワークする素子の真上にエアブローがあることを確認
 +    * ブローをオフにするか、流量(AIR)を1にする(この時ははんだとけないらしいが溶けてたような…。)
 +    * 設定温度は目安。流量次第
 +  - エアブローの流量を上げる
 +    * 5mm四方くらいだったらブロワ火力4から5くらい。
 +    * 小さいものは火力たかいと飛んでしまうので注意
 +      * マジで飛ぶ。ブローの中心にあることを確認する、そして、素子の足?の位置がパッドの中心に来るように狙って置く。
 +    * 素子が溶けたりしてたらブローを下げる
 +  - リワークする
 +    * ピンセットは、先の太いタイプがよい。[[https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%B3-HOZAN-%E3%81%99%E3%81%B9%E3%82%8A%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E4%BB%98%E3%81%8D-%E6%9D%90%E8%B3%AA%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%AC%E3%82%B9-P-886/dp/B000TGHOGS?th=1|P-886とか]]
 +      * 細いピンセットは割と素子を持ちづらい
 +    * サイドからピンセットで素子を操作する
 +      * 正面からだとやりづらい
 +    * 素子はなるべく垂直に持つ。寝かせて持つと他の素子にぶつかりやすい。
 +    * 落ち着いて、ゆっくりやる
 +      * 離したり、置いたりするとき、パッと放り投げるのではなく、力を込めてゆっくり置く
 +    * 意外と力がいる。焦らない
 +    * 外すとき
 +      * はんだがだんだん溶けてくるのが見えたら外す
 +      * 赤外線温度計でチェックし、180℃くらいならOK
 +      * 素子が先端形状(アタッチメント)より大きかったり小さかったりすると外れづらい
 +      * 一発でパターンから取り除く。他のがずれるので。
 +    * 置くとき
 +      * はんだがとけてたら、はんだがブロー火力で波打つ。それを確認してから作業する。
 +      * はんだの表面張力で基板が持ち上がる可能性がある、隣のチップにぶつかる可能性がある。ゆっくり。
 +      * 素子を基板上で離すときは、接地させてから離す
 +      * 一発でパターンの大体の位置に置く
 +      * 置いたあと、少しぐりぐりしたり押したりするとはんだがつきやすい
 +  - 基板の入れ替え・取り外し
 +    * 裏面にも実装されてる場合は、基板をはずすときに注意。
 +      * その辺にすぐ置くと裏の部品ズレるので、少し冷ましてから。
 +===== リフロー炉によるリフロー =====
 +  * リワークステーションで載せ替えるのが困難そうな部品(足が見えてないとか)の場合、クリームハンダを数粒ずつ載せ、再度リフロー炉に入れるという手も使える
  
  
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-位置合わせする際はブローをオフにするか、AIRを1にする(この時ははんだとけない。)温度は目安。流量次第。 
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-ブロー高さは基板から1cmほど、 
-奥行き方向はしっかり固定 
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-5mm四方くらいだったらブロワ火力4から5くらい。 
-小さいものは火力たかいと飛んでしまうので注意 
-素子が溶けたりしてたらブローを下げる 
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-裏面にも実装されてる場合は、基板はずすときに注意。その辺に置くと裏の部品ズレる 
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-はんだがとけてたら、はんだが波打つはず。それを確認してからやる。 
- 
-素子はなるべく垂直に持つ。 
-ピンセットは、先の太いタイプがよい 
-一発でパターンから取り除くし、パターンから取り上げること。ずれるので。 
-サイドからピンセットで素子を操作する。 
-正面からだとやりづらい 
-ゆっくりやる。 
-素子を取り外すときは、ゆっくり取り外す。意外と力がいる。焦らない。 
-はんだの表面張力で基板が持ち上がる可能性がある、隣のチップにぶつかる可能性がある 
-素子を離すときは、接地させてから離す 
-放り投げない